理系にゅーす

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1: 白夜φ ★ 2013/12/28(土) 23:30:27.57 ID:???
脳を正確に形作る仕組み
―スケジュールされた細胞死による司令塔細胞の除去―

平成25年12月24日
東京大学大学院薬学系研究科

1. 発表者: 
野々村恵子(元・東京大学大学院薬学系研究科 薬科学専攻 特任研究員/現・スクリプス研究所(米国)研究員)
山口良文 (東京大学大学院薬学系研究科 薬科学専攻 助教)
三浦正幸 (東京大学大学院薬学系研究科 薬科学専攻 教授)

2.発表のポイント: 
◆ 周辺の細胞へ指令を出す司令塔の細胞集団を除去する仕組みとして、細胞死が活用されていることを、実験的に初めて示した。
◆ 細胞死により、司令塔の細胞集団を適切なタイミングで除去することが、胎児期の脳の形成に重要であることを明らかにした。
◆本研究により、先天性の脳・脊髄の発生異常の原因に細胞死の不全が関与している可能性が示唆され、
 今後、細胞死の制御機構を解明することで、こうした先天異常の病態解明に役立つと期待できる。

3.発表概要: 

私たちの脳が作られる胎児期の過程では、多くの細胞が死ぬことが知られています。
この細胞死が適切に起こらないと、例えば、脳が頭蓋骨外部に突出する外脳症などの発生異常の原因となります。
しかし、なんのために細胞が死ぬ必要があるのか、多くの点が不明なままです。

東京大学大学院薬学系研究科の野々村恵子元特任研究員、山口良文助教、三浦正幸教授らは、マウス胎児の脳の詳細な解析から、細胞死の一種であるアポトーシス(用語解説1)による速やかな細胞の除去がうまくいかないと、神経管閉鎖(用語解説2)不全を原因とする脳の形態異常が生じることを明らかにしました。これは、神経管障害などの先天性疾患の病態解明に役立つ可能性がある知見です。

さらに、シグナリングセンターと呼ばれる形成中の脳において司令塔としての役割を果たす特定の細胞集団が、アポトーシスにより適切なタイミングで速やかに除去されることを見出しました。
この司令塔細胞は、指令となるタンパク質を放出し、周りのたくさんの細胞の増殖や分化に影響を与えます。
こうした体作りのための指令は時々刻々と変化していきますが、今回の研究で、アポトーシスは不要となった司令塔細胞数の調節とその除去を行なう仕組みとして、正常な脳の形成に有用であることが明らかになりました。

アポトーシスは脳だけでなくさまざまな器官の司令塔細胞集団でも見られるため、体作りの指令を出す細胞集団の数を速やかに調節する仕組みとしてアポトーシスが同様に作用しているのか、ヒトを含む動物の体がどう作られ維持されているのか理解する上で、今後解明すべき重要な研究課題です。
この機構を明らかにすることは、先天性の脳・脊髄の発生異常の病態解明にもつながると期待されます。

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------------- 引用ここまで 全文は記事引用元でご覧ください -------------

▽記事引用元 東京大学 記者発表一覧 
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_251224_j.html

▽関連リンク
Developmental Cell, Volume 27, Issue 6, 621-634, 23 December 2013
Local Apoptosis Modulates Early Mammalian Brain Development through the Elimination of Morphogen-Producing Cells
http://www.cell.com/developmental-cell/abstract/S1534-5807(13)00696-5

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1: 白夜φ ★ 2013/12/28(土) 23:02:17.60 ID:???
WISEからNEOWISEへ 眠りから目覚めた赤外線衛星

【2013年12月26日 NASA】
NASAの赤外線天文衛星「WISE」が2年半ぶりに再稼働。
「NEOWISE」と改名して地球近傍小惑星の観測を行う。
有人探査の対象となる天体もこのミッションの観測対象から選ばれるかもしれない。
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NASAの赤外線天文衛星「NEOWISE」(ネオワイズ)が、およそ2年半の冬眠モードから目覚めた後、初のテスト観測画像を送ってきた。
口径40cm望遠鏡と赤外線カメラにより、直径42kmの小惑星ホルダ((872) Holda)が以前と変わらない画質でとらえられている。

当初「WISE」(ワイズ)と名付けられた衛星は2009年12月に打ち上げられ、メインミッションとなる全天サーベイ「WISE」と太陽系小天体サーベイ「NEOWISE」を実施。
1年余りで3万4000個以上の小惑星を発見し、そのデータから7億4700万以上の天体を含むカタログが公開されている。

予定ミッションが終了した2011年2月にほとんどの搭載機器をオフにして省エネの冬眠モードに入り、再稼働したのが今年9月。
衛星自体も「NEOWISE」と改名して心機一転、新たなミッションの準備が行われているところだ。

本格稼働後は地球近傍小惑星の統計的な観測を行い、地球に危害を及ぼす可能性のある天体などの発見、またさらに詳しい観測を行う。
アメリカが2025年までの実現を目指す小惑星捕獲・有人探査の目標天体も、NEOWISEの観測対象から選ばれるかもしれない。

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▽記事引用元 AstroArts 2013年12月26日配信記事
http://www.astroarts.co.jp/news/2013/12/26neowise/index-j.shtml

NEOWISEがとらえた小惑星帯天体ホルダ。うお座の星々をバックに、赤い点として移動するようすがわかる。(提供:NASA/JPL-Caltech)
http://www.astroarts.jp/news/2013/12/26neowise/holda.jpg

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1: 白夜φ ★ 2013/12/29(日) 23:37:13.74 ID:???
男性ホルモン多いと免疫弱い?=インフル予防接種で-米大学


代表的な男性ホルモン「テストステロン」の血中濃度が高い男性は、インフルエンザの予防接種ワクチンに対する免疫反応が弱い可能性があると、米スタンフォード大の研究チームが29日までに米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
 
テストステロンは骨格や筋肉を発達させ、ひげや体毛を濃くするほか、攻撃的な気持ちにさせるなどの作用がある。
 
一般に若い男性は女性に比べ、細菌やウイルスに感染しやすい。
研究チームによると、人類の進化過程では男性の方が狩猟や争いなどで負傷しやすく、病原体に過剰な免疫反応を起こすとかえって危険なため、弱めに調節されている可能性があるという。
 
研究チームはA型のH1N1亜型とH3N2亜型、B型のインフルエンザ予防接種を受けた20~80代の男性34人、女性53人を調査。
抗体を作るなどの免疫反応を調べたところ、H3N2亜型とB型は男性の方が弱かった。
テストステロンの濃度が高い男性ほど免疫反応が弱く、この抑制作用には脂質の代謝を担う遺伝子群が関与していることが分かった。
(2013/12/29-14:49)

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▽記事引用元 時事ドットコム 2013/12/29-14:49配信記事
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013122900035

▽関連リンク
PNAS
Systems analysis of sex differences reveals an immunosuppressive role for testosterone in the response to influenza vaccination
http://www.pnas.org/content/early/2013/12/20/1321060111.abstract

男性ホルモン「テストステロン」の血中濃度が高い男性 インフル予防接種で免疫反応が弱い可能性/米スタンフォード大の続きを読む

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1: カーフブランディング(北海道) 2013/12/30(月) 09:35:01.15 ID:gYXA2Gwi0 BE:1428880695-PLT(13752) ポイント特典
インフルエンザ:昨季ワクチン効果低く 製造中、株が変質

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 昨シーズンのインフルエンザワクチンが、A香港型に対しては効果が低かった可能性があることが国立感染症研究所の調査で分かった。ニワトリの卵を使ったワクチンの製造中に起きるウイルス株の変質が大きかったためと考えられ、専門家は製造方法の見直しを求めている。

 季節性インフルエンザにはA香港型、Aソ連型、B型、H1N1型(2009年の新型インフルエンザ)がある。国は、シーズンごとに流行予測などからワクチンを作るウイルスを選定する。メーカーは、そのウイルスをニワトリの有精卵で培養して免疫をつける成分を取り出す「鶏卵培養法」で生産する。

 昨シーズンは、ワクチンを接種してもA香港型に感染する患者が多く、医師から効果を疑問視する声が上がっていた。同研究所の小田切孝人・インフルエンザウイルス研究センター室長らが、昨シーズンに流行したA香港型のウイルスと、ワクチン用に培養した後の成分を比べたところ、培養後は遺伝子配列が変わり、性質が大きく異なっていた。

 ワクチン生産の際、「卵順化(たまごじゅんか)」と呼ばれるウイルスを培養しやすくする工程で、性質が変わりやすいことが知られるが、昨シーズン選定したA香港型のウイルス株は特に変質が大きく、流行ウイルスへの防御効果が下がってしまったとみられるという。

 小田切室長は「鶏卵培養法では、変質は避けられない。動物などの細胞を使ってウイルス株を培養する細胞培養法であれば変質は少ない。生産方法の切り替えを急ぐべきだ」と話す。

http://mainichi.jp/select/news/20131230k0000m040078000c.html
http://mainichi.jp/graph/2013/12/30/20131230k0000m040078000c/image/001.jpg

残念、インフルエンザの予防接種は無意味の続きを読む

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【考古】洞窟壁画の動物の動き、近代芸術より正確/ハンガリー研究 一般人φ ★ 2012/12/14(金) 23:52:05.04 ID:???
1: 【12月10日 AFP】先史時代の洞窟壁画の描き手たちは、近代の芸術家よりも四足歩行の動物の動きをとらえるのが上手だったとする研究が、5日の米科学誌「プロスワン(PLoS ONE)」に掲載された。

 研究を発表したのはハンガリー、ブダペスト(Budapest)のエトベス大学(Eotvos University)の研究チーム。
四足歩行の動物はそれぞれの脚を動かす方法に類似点があり、1880年代前半に英写真家エドワード・マイブリッジ(Eadweard Muybridge)がこの動きの流れを研究した。

 研究チームは洞窟壁画に描かれたウシとゾウの絵画を分析。また、ウマやゾウなどの動物が運動する様子を描いたさまざまな像や絵画も調べた。

 結果、動物の歩く姿や小走りする姿を描いた像や絵画の中には、科学的には脚の場所が間違っているものがしばしば存在した。

 研究チームによると、先史時代の絵画では誤りは46.2%でしか見られなかったが、「マイブリッジ以前の
近代芸術」では83.5%の事例で、運動する動物の姿が誤って表現されていた。一方、1887年以降は、この誤りも57.9%まで下落したという。

 研究チームは、動物の運動を描く人類の能力が1887年以降になぜ向上したのかについては明らかになっていないと述べている。(c)AFP

▽画像 フランス南西部ドルドーニュ(Dordogne)県ヴエセール峡谷(VezereValley)モンティニャック(Montignac)村近郊にあるラスコー洞窟(LascauxCave)の壁画(2010年9月16日撮影)。(c)AFP/PHILIPPEWOJAZER
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▽記事引用元 AFPBB News( 2012年12月10日 15:05)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2915846/9975571


▽PLoS ONE
「Cavemen Were Better at Depicting Quadruped Walking than Modern Artists: Erroneous Walking Illustrations in the Fine Arts from Prehistory to Today」
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0049786



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【気象】オゾンホール、90年以降で最小 南極面積の1・5倍 一般人φ ★ 2012/10/24(水) 23:23:03.21 ID:???
1: 気象庁は24日、南極上空で今年発生した「オゾンホール」の面積は最大約2080万平方キロ
(9月22日現在)で、1990年以降では最も小さかったと発表した。それでも南極大陸の面積の約1・5倍に相当し
「規模の大きい状態が続いている」と指摘している。


 オゾンホールは、有害な紫外線から地上の生物を守っている上空のオゾンの量が極端に少なくなってできる。


 今年の規模が小さかったことについて気象庁は、南極上空約20キロの成層圏で気温が高めに推移したため、オゾンの破壊を促進する「極域成層圏雲」ができにくい状況だったことが主な原因とみている。


▽記事引用元 共同通信(2012/10/24 17:48:33)
http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012102401001444.html


▽気象庁プレスリリース
http://www.jma.go.jp/jma/press/1210/24b/ozonehole1210.html


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