理系にゅーす

このブログは宇宙、生物、科学、医学、技術など理系に特化したブログです! 理系に関する情報をネット上からまとめてご紹介します。

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【行動】The Power of Kawaii: ”かわいい”写真を見ると作業効率が上昇する /広島大 ベガスρ ★ 2012/09/27(木) 18:24:50.03 ID:???
1:「かわいい」:写真見ると作業効率を上昇…広大グループ

子猫や子犬など、多くの人が「かわいい」と感じる幼い動物の写真を見た後、注意力が必要な作業をすると能率が上がることが、入戸野(にっとの)宏・広島大准教授(41)=認知心理生理学=のグループの研究で分かった。米科学誌「PLOS ONE」のオンライン版に27日、論文が掲載された。
入戸野准教授は「『かわいい』ものが普及する心理的背景を説明するヒントになり得る」と話している。

大学生132人を対象に実験。幼い犬や猫の写真7枚を好きな順に並び替える作業を1分半した後、ピンセットを使って慎重に小さな部品を取り出したり、不規則な数列に特定の数字が何個あるか数えたりする作業をさせた。その結果、成功率と正答率は、写真を見る前と比べてそれぞれ平均で44%と16%高まった。大きくなった動物の写真では成績は変わらなかった。

縫いぐるみや各地で人気を集めている「ゆるキャラ」などは、手足が短く、顔が丸いなど「幼さ」に通じるものが多い。
入戸野准教授は「幼い動物や赤ちゃんなどを見ると『保護しなければならない』と感じ、注意力が高まって作業効率が上がるのではないか」と分析している。

毎日新聞 2012年09月27日 11時28分(最終更新 09月27日 15時22分
http://mainichi.jp/select/news/20120927k0000e040205000c.html


The Power of Kawaii: Viewing Cute Images Promotes a Careful Behavior and Narrows Attentional Focus
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0046362 
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【元素】加速器実験で113番目の元素の合成に3回成功 「ジャポニウム」周期表に?アジア初/理化学研究所 依頼@白夜φ ★ 2012/09/27(木) 01:17:03.92 ID:???
1:113番元素、発見確定=「ジャポニウム」周期表に?-アジア初、理研が3回合成

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理化学研究所は26日、加速器実験で113番目の元素の合成に3回成功し、新元素の発見が確定したと発表した。
113番元素はロシアと米国の共同研究チームも発見したと主張し、国際学会がどちらに命名権を認めるか審議している。
日本に認められればアジア初で、「ジャポニウム」が有力候補。論文は日本物理学会の英文誌電子版に掲載された。
 
113番元素は、周期表ではホウ素やアルミニウムなどと同じ13族に位置付けられる。
理研の森田浩介准主任研究員(55)らは2003年9月、亜鉛(原子番号30)の粒子を光速の1割まで加速し、ビスマス(同83)の標的に衝突させ、両元素の原子核が完全に融合した113番元素を合成する実験を始めた。
 
04年7月と05年4月に1個ずつ、合成に成功。
しかし、両方ともヘリウム原子核を放出するアルファ崩壊を4回繰り返してドブニウム(同105)になった後、二つの原子核に自発核分裂するパターンだったことなどから、国際純正・応用化学連合と国際純粋・応用物理連合の合同作業部会は発見と認めなかった。
 
今年8月12日に合成した3個目は、ドブニウムまで崩壊後、さらにローレンシウム(同103)、メンデレビウム(同101)まで2回崩壊する別パターンだったため、発見は科学的に揺るぎないものとなった。(2012/09/27-00:27)
______________

▽記事引用元 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012092700008

▽関連ニュース
産経ニュース 理研発見の新元素113番「証明確実」 元素名「ジャポニウム」有力
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120927/scn12092700420001-n1.htm
朝日新聞デジタル 新元素、日本が初めて発見認定か 113番目、理研証明
http://www.asahi.com/science/update/0926/TKY201209260710.html
YOMIURI ONLINE 113番目の新元素、理研が新証拠を「発見」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120926-OYT1T01650.htm
日本経済新聞:新元素113番、日本の発見確実に 合成に3回成功
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2604F_W2A920C1CR8000/

▽関連
理化学研究所
http://www.riken.jp/

※ご依頼いただきました。



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【化学】酸素、次世代の電池技術 ◆EMP2/llDPmnz @透明な湖φ ★ 2012/09/23(日) 01:03:58.93 ID:??? BE:421929582-PLT(17024)
1: 低コストで安全、軽量、しかも豊富に存在する酸素は、二次電池の究極の材料になる可能性がある。画像の白い装置は、2009年にアメリカ、デイトン大学の電気化学発電グループが開発した、「リチウム酸素電池」のプロトタイプ。固体素材を使用した初のリチウム酸素電池で、他のリチウム二次電池が抱えている発火や爆発のリスクを解消できるという。

 研究チームは、電解液の代わりに固体のガラスセラミックを採用。漏出や腐食、揮発を避けるためである。デイトン大学の工学者ビノッド・クマール(Binod Kumar)氏によれば、必要なすべての化学物質を電池内に収めるのではなく、酸素は外部から調達する仕組みだ。周囲の空気から抽出し、正極での反応に使用するという。

 ローレンス・バークレー国立研究所のクリスティン・ペーション(Kristin Persson)氏は、「酸素は大量に存在し、コストも極めて低い。課題は、空気から酸素だけを取り出す方法だ。水分を含んでいると問題が発生するため、水素などは分離する必要がある」。

 リチウム酸素電池の実用化までは時間がかかるだろう。しかし実現すれば、リチウムイオン電池の10倍の容量を持つ二次電池や、航続距離800キロの電気自動車、1度の充電で1週間通話できる携帯電話が誕生するかもしれない。

 イギリスのセント・アンドリューズ大学では、リチウム酸素電池の電極に金を使用して、充放電を繰り返しても電極の分解を防ぐ実験に成功。各国で開発が進んでいるが、解決すべき問題も多い。「携帯電話で使えるようになるのはまだ先の話だ。空気ダクトやフィルター、配管など、電池本体以外にもさまざまな装置が必要となる」とペーション氏は説明する。さらに、リチウムイオンと酸素が結合した過酸化リチウムなど、非常に化学反応しやすい物質も生成される。「部材の開発も容易ではない」と同氏は指摘する。

ソース:ナショナルジオグラフィック
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012091911&expand#title 
 
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【物理】 中国、100kmの量子テレポーテーションに成功
1:潘建偉氏など中国の科学者はこのほど世界で初めて伝送距離100kmの量子テレポーテーションに成功し、世界初の「量子通信衛星」打ち上げに向けた技術的基礎を固めた。世界的に権威のある学術誌「ネイチャー」8月9日号にその成果が重点的に紹介されている。新華社が伝えた。

 量子情報はその伝送効率と絶対的な安全性から次世代ITを支える研究になると見られており、世界の物理学研究の最前線、焦点分野にもなっている。中国科学院は量子もつれ、量子メモリーなど核心分野における過去10年間の中国による最前線のブレークスルーを基礎に、2011年から「宇宙科学戦略的先導科学技術特別プロジェクト」を始動。2015年前後の世界初の「量子通信衛星」
打ち上げを目指している。(編集NA)

ソース★(ゝω・)vキャピ
(窓)http://j.people.com.cn/95952/7906504.html


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【物理】ヒッグス粒子は何の役に立つのか?
1: ヒッグス粒子は何の役に立つのか?:普通の人々の疑問に答えてみる

ヒッグス粒子は何の役に立つのか? 科学を専攻していない学生たちに対する、物理学准教授の答えとは。標準モデルのひとつのピースを探すことは、『モナリザ』を描くことと同様の、人間の行動だと説く。
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IMAGE VIA ARGONNE NATIONAL LABORATORY

学生、特に科学を専攻していない学生たちに対して、ヒッグス粒子をどう説明したらいいのだろう。

まずは呼び方だ。「神の粒子」と呼ぶのは時代遅れだ。また、個人的には「ヒッグス・パーティクル」とは言いたくない(間違いというわけではないが)。「ヒッグス・ボソン(Boson)」や「ヒッグス場」のほうがいい。

次に、ヒッグス粒子をどうやって説明するかだ。学生でも理解できるように何かを言わなければならないとしたら、「標準モデルに含まれると予想されるもの」と表現するだろう。この言い方ではわからないだろうし、ひどい説明だとは思うが、真実だ。

言いたくはないが、ヒッグス粒子関連は複雑だ──特に科学を専攻していない人たちにとっては。分子と原子の違いもよくわからない人が、ボソンについて語ることはできない。学生を馬鹿にしているわけではない。実際に目に見えないものについて、それらの違いを理解するのは難しい。

※ヒッグス粒子(Higgs Boson)とは、素粒子に質量を与える理由を説明するヒッグス場理論から生まれた。素粒子論と量子力学では、場の存在と粒子の存在は意味がほぼ同じで、ヒッグス場を量子化して得られるのがヒッグス粒子。なお、ボソン(ボース粒子)は、インドの物理学者、サティエンドラ・ボースに由来して命名された粒子の種類。

よい類推となるのは元素周期表

標準モデルとはいったい何だろうか。おそらく、よい類推となるのは元素周期表だ。元素周期表の完成を目指した探究は、標準モデルの発展とよく似ている。

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元素周期表。IMAGE VIA NASA

ある時点で人間は、物質が、もっと小さな物質からできていると判断せざるを得なくなった。例えば、水はひとつの塊ではなく、水分子からできている、と。その後人間は、水の部分(分子)を、もっと基礎的な構成要素から作り出すことが可能であることを示す証拠を集めていった。この例で言えば、水は水素と酸素から構成される。原子モデルはこのように発展していった。その探求は素晴らしい物語だ(原子モデルに関する私の過去記事はこちら)。

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基本粒子の標準モデル。IMAGE VIA WIKIMEDIA COMMONS

物理学における標準モデルは、元素周期表に似ているといえば、説明するのに十分だと思う。

※標準モデル(standard model)とは、素粒子物理学の3つの基本的な力、すなわち強い力、弱い力、電磁力を記述するための理論のひとつ。標準模型または標準理論とも言う。

何の役に立つんだ?

「何の役に立つんだ?」というのは、学生が持ちやすい疑問だろう。それは、科学について論じるよい機会になる。手っ取り早くいえば、ヒッグス粒子は何の役にも立たない。

チャド・オーゼル(@orzelc)は「科学は最も基本的な人間の行動だ」と語るのが好きだ。少し言い方を変えれば、「われわれは科学的探求をする、なぜならわれわれが人間だから」。

わたしの好きな、SF作家ロバート・ハインラインの言葉を引用しよう。

「人間は以下のようなことができないといけない。オムツを替える、侵略を計画する、ブタを屠殺する、船の操縦を指揮する、ビルを設計する、ソネットを書く、経理会計を行う、壁を築く、骨折の手当をする、死にかけている人を慰める、注文を取る、命令を出す、協力する、1人で行動する、方程式を解く、新たな問題を分析する、肥料をやる、コンピューターをプログラムする、おいしい食事を
作る、効率よく闘う、立派な態度で死を迎える」 >>2あたりに続く

TEXT BY RHETT ALLAIN TRANSLATION BY ガリレオ -矢倉美登里/合原弘子
WIRED NEWS 2012年7月6日
http://wired.jp/2012/07/06/what-can-we-do-with-the-higgs-boson/ple/



2 :pureφ ★ 2012/07/10(火) 13:28:24.98 ID:???
標準モデルのひとつのピースを探すことは、『モナリザ』を描くことと同様の、人間の行動だ。なぜ多くの人がブラックホールに関心を持つのだろう。ブラックホール技術に実用性があるのだろうか。たしかにあるのかもしれないが、近い将来は難しいだろう。われわれは、人間だからこそブラックホールに関心を持つのだ。

今後、これらの高エネルギー粒子加速器の「副産物」として新しい技術が登場するのだろうか? もちろん登場するだろう。だが、それが目標ではない。ヒッグス粒子に基づいた技術は登場するのだろうか? おそらくはそうなるだろう。しかし探求の理由はそれではない(技術が登場するとしても、それは遠い未来の話だ)。

※著者のレット・アランはサウスイースタン・ルイジアナ大学の物理学准教授。WIREDでは科学ブログ「DOT PHYSICS」
を書いている。日本語版過去記事はこちら。
http://wired.jp/2012/03/22/analysis-of-the-human-birdwings/ (本文終わり)

関連ニュース
【素粒子】ヒッグス粒子とみられる粒子をCERNの実験で観測~125.3± 0.6 GeV,統計的有意性は4.9σ
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1341389672/
「ヒッグス粒子」観測を可能にした実験装置「LHC」:ギャラリー
http://wired.jp/2012/07/05/higgs-boson-discovery/
「ヒッグス粒子」解説などの動画4選
http://wired.jp/2012/07/09/higgs-for-mere-mortals/
ジョブズがヒッグス粒子をプレゼンしたら
http://wired.jp/2012/07/06/we-wish-higgs-boson-presentation-was-designed-by-ap



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「不気味な遠隔作用」量子もつれの「前兆」を作り出す 20m離れた実験室で単一Rb原子をそれぞれ励起、量子もつれ状態に
1:遠く離れた関係を知らせる粒子
Particles Announce Their Long-Distance Relationship

Julian Hofmannらは、20メートル離れた2つの原子の量子もつれを実証し、原子が量子もつれ状態で
あることを知らせる方法を開発した。この偉業は、量子もつれの研究と量子計算や通信ネットワーク等の
実用化の発展に向けた大きな一歩である。

量子もつれは、2つの粒子の量子特性に高い相関性があると、それらの粒子が離れていても、一方の
量子状態を測定したときにもう一方の粒子の量子状態が変化するという「不気味な遠隔作用」としても
知られている。しかし、量子もつれを実用化するには、量子もつれ状態が最初に発生するのがいつ
なのかを知る必要がある。

この「量子もつれの前兆」を作り出すため、Hofmannらは2個の単一ルビジウム原子を20メートル離れた
実験室でそれぞれ励起させた。この手順により、それぞれの実験室で量子もつれ状態の1対の原子-
光子を生成し、これら原子を量子もつれ状態にするために使用した。ある特定の状態における光子を
検出することが「告知」となり、2つの原子が量子もつれ状態になったことがわかる。

関連のPerspectiveで、Jurgen VolzとArno Rauschenbeutelが、量子力学の根本的な問題を探る
上でのこの実験の意義を考察している。

Science 2012年7月6日号ハイライト
http://www.eurekalert.org/pub_releases/translations/sci070612jp.pdf

遠く離れた原子間の前触れ量子もつれ
Heralded Entanglement Between Widely Separated Atoms
Julian Hofmann, Michael Krug, Norbert Ortegel, Lea Gerard, Markus Weber, Wenjamin Rosenfeld, Harald Weinfurter
Science 6 July 2012: Vol. 337 no. 6090 pp. 72-75 DOI: 10.1126/science.1221856
http://www.sciencemag.org/content/337/6090/72.abstract


Perspective Physics: Two Atoms Announce Their Long-Distance Relationship
Jurgen Volz, Arno Rauschenbeutel
Science 6 July 2012: Vol. 337 no. 6090 pp. 40-41 DOI: 10.1126/science.1224202
http://www.sciencemag.org/content/337/6090/40

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