1: 河津落とし(WiMAX) 2014/01/08(水) 21:11:57.37 ID:YPaJakcT0 BE:4619463269-PLT(12001) ポイント特典
東邦大学、「フラーレンC60」誘導体の新たな合成手法を開発

東邦大学は12月27日、「サッカーボール型分子 フラーレンC60」誘導体の新たな合成手法を開発したと発表した。
今回の成果は、同大学院理学研究科 化学専攻の内山幸也氏と理学部化学科の森山広思教授によるもの。

フラーレンC60とは、一般に炭素原子が60個集まったサッカーボール型分子のこと。フラーレンは有機薄膜太陽電池のn型半導体として開発が進められているほか、抗酸化作用をもつことから、最近では化粧水などに含まれていることでも知られている。


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同研究で新規に合成された多付加フラーレン誘導体は、有機薄膜太陽電池やライフサイエンスなどさまざまな分野への応用が期待されるとしている


この分子は、さまざまな物質(原子や分子)を付加したり、中に閉じ込めたりすることができることが特徴。このうち「多付加フラーレン誘導体」と呼ばれる物質群は、本来フラーレンが持ち得ない付加分子に由来するさまざまな性質を有する。有機薄膜太陽電池といったエネルギー分野のほか、半導体や医薬剤などの分野で応用が期待されており、現在、多付加フラーレン誘導体の新たな可能性を開拓するため、研究・開発が行われている。

しかし、多付加フラーレン誘導体を合成する際、付加位置の異なる化合物(付加位置異性体)との混合物となり、単一の生成物として得難いことが以前から問題となっているという。その解決方法の1つとして、単一の生成物として得ることのできるハロゲン化フラーレン(ハロゲン:周期表において第17族に属する元素でフッ素〔F〕・塩素〔Cl〕・臭素〔Br〕など)を出発物質として用い、そのハロゲン部位を置換するという手法が考えらている。

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http://news.mynavi.jp/news/2014/01/07/054/index.html

(続く)

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