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畜産

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1: Cancer ★@\(^o^)/ 2014/05/28(水) 06:47:25.93 ID:???.net
ニワトリのプロジェクトが離陸した
研究の目的は鳥類家畜化の歴史の解明だ。
Ewen Callaway, 27 May 2014

現生ニワトリは主にセキショクヤケイの子孫である。
http://www.nature.com/polopoly_fs/7.17550.1401204474!/image/1.15300.jpg_gen/derivatives/landscape_630/1.15300.jpg

家畜化されたニワトリの肉と卵は何十億人もの人々のタンパク源となっている。この鳥類がいつどのように家畜化されたのかは謎のままだ。その疑問への答えは、家畜化の遺伝学をはじめ、ヒトの行動、そしてニワトリの畜産をどれだけ改善できるかについて、豊富な情報をもたらすだろう。

ニワトリとその系統についての知識を深めるために、英国政府はニワトリがどのようにして、数千年前に東南アジアのジャングルをうろついていた野生の鳥から、世界でもっとも数の多い家畜の1つへとなったのかを突き止めるための研究に、194万ポンド(330万米ドル)の資金を出している。この「ヒト―ニワトリ関係の文化的・科学的認識」(短くは「鶏小屋」)と呼ばれるプロジェクトはニワトリの観点から人類の歴史を調査する。

「誰もニワトリを考慮したことがなく、それは大きな間違いだった」とノッティンガム大学(英国)の考古学者、ホーリー・ミラー(Holly Miller)は話した。彼女は5ヶ月前に始まったプロジェクトの、先週ローハンプトン大学(英国)で行われた第2回会合に出席した研究者のうちの1人だ。出席者24人の顔ぶれは人類学者から遺伝学者までにわたる。

別の出席者の1人はダラム大学(英国)の進化遺伝学者で本プロジェクト主任研究者の、グレガー・ラーソン(Greger Larson)だ。彼によると、家畜化を研究する研究者たちはイヌ、ウシ、ブタなどの他の家畜を好んでニワトリを無視する傾向があるという。

しかしニワトリほど広範にヒトが形成したり再形成した家畜はない、とラーソンは話す。
この動物は食用、産卵用、闘鶏用に育種されてきた。とりわけ発声用品種の一例では、ニワトリはポリネシアの船の帆に縛り付けられ、霧中警笛として働かされてさえいた。
「ニワトリは博学者だ」と彼は話した。

古代のニワトリ遺物から採取されたDNAを研究するラーソンは、現生ニワトリがときどき当てにならないことを昨年発見した。以前の研究は現生ニワトリ品種とセキショクヤケイなどの初期ニワトリの遺伝プールに寄与したヤケイの種のDNAを比較していた。この研究は同時代のニワトリに広く存在したがヤケイにはなかった、2つの遺伝子の変異型を認めた。

一つの変異型(2コピー存在する時)は家畜ニワトリに、カロテノイドが豊富な餌の消費で肌と脚を見慣れた黄色にさせる。この形質はヨーロッパのニワトリにほぼ普遍的である。もう一つは甲状腺刺激ホルモン受容体遺伝子(TSHR)の変異型で、ニワトリの季節的生殖パターンを変え、年中を通して卵を産めるようにさせているらしい。それはロードアイランドレッドやブロイラー種などの現代の品種に普遍的だ。

これらの変異が当時のニワトリに広く存在していたことから、ラーソンらのチームは家畜化の過程の初期にヒトが選択育種によってこれらの形質に影響を与えたと推測した。
しかし紀元前280年から西暦1800年まで及ぶ、ヨーロッパ各地の考古遺跡から発掘されたニワトリのDNAは、その考え方を根底から覆した。先月発表された分析で、ラーソンのチームは25点の古代ニワトリに黄色の脚を持つものはなく、TSHR変異型を2コピー持つのは44点のうち8点だけだったことを報告した。つまり200年前になっても、ニワトリは現在我々が知っているものと大きく異なっていたらしい。
>>2以降につづく)

ソース:Nature News(27 May 2014)
Chicken project gets off the ground
http://www.nature.com/news/chicken-project-gets-off-the-ground-1.15300

論文:PNAS
Linus Girdland Flink, et al.
Establishing the validity of domestication genes using DNA from ancient chickens
http://www.pnas.org/content/111/17/6184

引用元: 【遺伝学】ニワトリ家畜化の研究プロジェクトが飛び立った

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1: TwilightSparkle ★@\(^o^)/ 2014/05/23(金) 21:08:51.27 ID:???.net
 畜産の未来に関するひとつのアイデアを紹介しよう。食肉はいずれ、現代の製薬工業にあるようなバイオリアクターで、幹細胞から作られるようになる。このような食肉製造工場は村ごとに設置され、施設の庭では豚がのんきに遊んでいる。時折、作業員がこの豚に針を刺して幹細胞を採取する。肉を買いに来た客はこの豚を撫でていく。

 このシナリオは、「Trends in Biotechnology」誌の6月号に発表された論文をもとに、多少肉付けしたものだ。論文はオランダのワーヘニンゲン大学に所属する2人の研究者、哲学のコール・ファン・デル・ウェーレ(Cor van der Weele)氏とバイオテクノロジーのヨハネス・トランパー(Johannes Tramper)氏によるもの。2人とも肉は「割りと好き」だそうで、現代の食肉製造が地球環境や生物に与える影響を懸念している。

 この懸念への解決策として2人が提唱するのは、現在のように工場化された大規模農場で豚を飼育して屠◯するのではなく、地域ごとの小規模経営で人造肉を合成することだ。施設で豚を飼うのは“生きた幹細胞バンク”としてだが、「消費者にとっては動物と触れ合う機会ともなるし、食べ物がどこから来るかを意識することにもつながる」とファン・デル・ウェーレ氏は電子メールで取材に応じた。

◆さまざまな代用肉

 近年、食肉に代わるさまざまな選択肢が注目を集めている。地球全体での需要の急増を鑑みると、現在のような食肉製造はいずれ立ち行かなくなる、というのは衆目の一致するところだ。

 例えば、ビル・ゲ◯ツ氏は代用肉製造の新興企業ビヨンド・ミート(Beyond Meat)社に出資している。同社の“鶏肉”は、「New York Times」紙のフードライターにも代替食品と気づかれなかったほどだ(ただし、このライターは野菜と一緒にブリトーにしたものを出された)。同社の製品は食料品スーパーマーケットのホール・フーズ・マーケット(WholeFoods Market)で販売されている。大豆とアマランサスを主原料とし、非公表の加工技術によって鶏の胸肉のような食感を再現している。

 モダン・メドウ(Modern Meadow)社という別の新興企業は、動物の筋肉細胞から食肉を合成しようとしている。一般的な代用食品としてだけでなく、家畜を連れていけない長期の宇宙ミッションでの使用も視野に入れている。同社はペイパル社の共同創業者であるピーター・ティール(Peter Thiel)氏から一部出資を受けている。

※記事の一部を引用しました。全文及び参考画像等は下記リンク先で御覧ください。
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト May 22, 2014
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140522003

◆スレッド作成依頼スレッド★41◆
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1398094515/179

引用元: 【生物工学】 「人造肉を地産地消で」、研究者が提唱 [ナショジオ]

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