1: 白夜φ ★ 2014/01/10(金) 23:48:29.84 ID:???
2014年1月9日
独立行政法人理化学研究所
独立行政法人国立循環器病研究センター
脳卒中による運動障害からの回復メカニズムを解明
-リハビリテーションで脳神経回路が再構築される-
ポイント
・脳卒中患者の運動機能の回復と脳内神経線維連絡性を経時的に観察
・運動制御に関わる部位を「つなぐ」部位の神経線維連絡性は機能回復に関わる
・運動機能回復に関わる脳神経回路再構築の存在を拡散テンソルMRI画像で実証
要旨
理化学研究所(理研、野依良治理事長)と国立循環器病研究センター(橋本信夫理事長)は、脳卒中発症後の運動障害から脳神経回路が回復するメカニズムを解明しました。
これは、理研ライフサイエンス技術基盤研究センター(渡辺恭良センター長)機能構築イメージングユニットの林拓也ユニットリーダーと京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター(福山秀直センター長)の武信洋平研究員、国立循環器病研究センター脳神経内科の長束一行部長らによる共同研究グループの成果です。
脳卒中は、急性の脳梗塞や脳内出血などの脳血管障害による疾患を指し、言語障害、運動障害、感覚まひなど、多様な神経症状を伴います。
なかでも運動障害はリハビリテーションによってある程度回復するものの、詳細な回復メカニズムは分かっていませんでした。
共同研究グループは、脳卒中患者が発症後3カ月間のリハビリテーションを行う過程の、運動機能と脳内の「神経線維[1]連絡性」を時間を追って観察しました。
その結果、運動機能が3カ月間かけて回復する過程で、障害がある側の大脳皮質から脊髄へとつながる神経線維連絡路(錐体路[2])で神経線維の変性が徐々に進む一方、それを補うように脳の中心付近深部にある赤核(せきかく)[3]で神経線維の再構築が進むことが明らかとなりました。
これは、赤核における神経線維の再構築が、運動機能の回復と関係していることを示唆しています。
今後、神経線維の再構築を促進させる新しい治療法の開発や、リハビリテーション法そのものの最適化につながると期待できます。
本研究成果は、オンラインジャーナル『Neuroimage: Clinical』(2013年12月29日付け:日本時間2013年12月29日)に掲載されました。

-------------- 引用ここまで 全文は記事引用元をご覧ください -------------
▽記事引用元 理化学研究所 プレスリリース 2014年1月9日配信記事
http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140109_1/
独立行政法人理化学研究所
独立行政法人国立循環器病研究センター
脳卒中による運動障害からの回復メカニズムを解明
-リハビリテーションで脳神経回路が再構築される-
ポイント
・脳卒中患者の運動機能の回復と脳内神経線維連絡性を経時的に観察
・運動制御に関わる部位を「つなぐ」部位の神経線維連絡性は機能回復に関わる
・運動機能回復に関わる脳神経回路再構築の存在を拡散テンソルMRI画像で実証
要旨
理化学研究所(理研、野依良治理事長)と国立循環器病研究センター(橋本信夫理事長)は、脳卒中発症後の運動障害から脳神経回路が回復するメカニズムを解明しました。
これは、理研ライフサイエンス技術基盤研究センター(渡辺恭良センター長)機能構築イメージングユニットの林拓也ユニットリーダーと京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター(福山秀直センター長)の武信洋平研究員、国立循環器病研究センター脳神経内科の長束一行部長らによる共同研究グループの成果です。
脳卒中は、急性の脳梗塞や脳内出血などの脳血管障害による疾患を指し、言語障害、運動障害、感覚まひなど、多様な神経症状を伴います。
なかでも運動障害はリハビリテーションによってある程度回復するものの、詳細な回復メカニズムは分かっていませんでした。
共同研究グループは、脳卒中患者が発症後3カ月間のリハビリテーションを行う過程の、運動機能と脳内の「神経線維[1]連絡性」を時間を追って観察しました。
その結果、運動機能が3カ月間かけて回復する過程で、障害がある側の大脳皮質から脊髄へとつながる神経線維連絡路(錐体路[2])で神経線維の変性が徐々に進む一方、それを補うように脳の中心付近深部にある赤核(せきかく)[3]で神経線維の再構築が進むことが明らかとなりました。
これは、赤核における神経線維の再構築が、運動機能の回復と関係していることを示唆しています。
今後、神経線維の再構築を促進させる新しい治療法の開発や、リハビリテーション法そのものの最適化につながると期待できます。
本研究成果は、オンラインジャーナル『Neuroimage: Clinical』(2013年12月29日付け:日本時間2013年12月29日)に掲載されました。

-------------- 引用ここまで 全文は記事引用元をご覧ください -------------
▽記事引用元 理化学研究所 プレスリリース 2014年1月9日配信記事
http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140109_1/
【脳神経】脳卒中による運動障害からの回復メカニズムを解明 リハビリテーションで脳神経回路が再構築される/理化学研究所などの続きを読む