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カジキ

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~~引用ここから~~

1: 野良ハムスター ★@\(^o^)/ 2014/06/06(金) 18:04:48.67 ID:???0.net
世界最速のスイマーであるバショウカジキは時速100キロ以上で弾丸のように海を飛ばす。
マグロも負けず劣らず、時速80キロでびゅんびゅん泳ぐ。シャチは時速70キロで前進するし、ペンギンは時速60キロですいすいと海を渡る――。

以上の話は子ども向けの図鑑などでしばしば見られる、海の動物たちの「真実」である。
流線形の体とアスリートのような筋肉をしたカジキやマグロやシャチは、驚くほどうまく水中生活に適応しており、まるで高速道路をはしる車のようなスピードで大海原をびゅんびゅん泳ぐとされる。

ところがどっこい、である。海洋生物学者である私は、実際にバショウカジキの遊泳スピードを海で計測した科学論文を調べてみたところ、平均スピードは時速2キロと知った。いや書き間違えではない。
20キロでも200キロでもなく、2キロ。
ちょうどお年寄りの散歩くらいのスピードで「世界最速」のバショウカジキは泳ぐ。

ちなみにマグロは時速7キロ、シャチは時速5キロ、ペンギンは種類にもよるが、おしなべて時速6~8キロと報告されている。私は自分自身でも、高速遊泳(と思われている)のサメやペンギンやアザラシなどの遊泳スピードをあまた測定してきたけれど、平均的な遊泳スピードは例外なく時速8キロ以下である。
なるほど逃げるエサを追いかける折など、瞬間的にならそれ以上の速度が出せるが、それにしたって時速20キロを超える記録を私はいまだかつて見たことがない。

つまり「カジキ100キロ、マグロ80キロ」の通説は、はなはだしく間違っている。
どうして海の動物はそれほど遅いのだろう。

続きはソースで 
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140606-00010000-nknatiogeo-sctch
~~引用ここまで~~


引用元: 【生物】マグロは時速100キロで泳がない 本当は平均時速2キロ

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1 : ◆EMP2/llDPmnz @透明な湖φ ★ 2014/03/07(金) 01:09:50.38 ID:??? BE:158224223-PLT(17024)
 バーバラ・ブロック(Barbara Block)氏に初めて出会ったのは30年前、クロカジキの巨体越しのことであった。私たちはハワイ島カイルア・コナの波止場で、そのカジキを支えるテーブルの横に向かい合って立っていた。ブロック教授はその時まだ若いポスドクで、太平洋フィッシングトーナメントで競技する釣り人たちが持ち込んだ標本で研究をしていた。私はジャーナリストとして、そのコンテストを取材していた。

 私たちの間に置かれた950ポンド(約431キロ)のカジキは、陸に揚げられてから5時間経っていて、石のよう に冷たかった。ブロック氏は私に、指をカジキの大きな眼の奥へ入れてみるよう促した。この若い女性が誰なの か全く知らなかったが、彼女の勧めに従ってみることにした。

 眼球が傾き、指は眼窩の奥へと進んでいく。さらに深くまで差し込んでいくと、驚いた。温かい。冷たい塊の はずのカジキが、眼の奥はほとんど熱いと言ってよいほどの温かさなのだ。
「発熱器官です」とブロック氏は説 明を始めた。

 カジキ類では、眼球運動に関わる筋肉の一部が進化の過程で改良され、筋肉中のミトコンドリアが熱を生み出 すことができるのだと、彼女は続けた。これは「非ふるえ熱産生(NST)」と呼ばれる現象で、カジキはこの発 熱器官のおかげで、日の当たる海面から冷たい海の底まで自由に移動し、眼や脳を温かく保ち、効率よく働かせ ることができるのだ。

 マグロではさらに優れた対向流熱交換システムで、体全体を温めることができるデザインになっているのだ と、ブロック氏は語った。

 マグロはある種の内温動物のようなもので、アオザメやネズミザメと同じく温血性だ。これらの生物は「驚異 的な網」を意味する奇網(rete mirabile)という構造を持っている。動脈と静脈が互いに近接して絡み合い、 動脈の熱が静脈に伝えられ、再循環するのだ。カジキの場合は部分的で、尾側は外温性だが、前方の眼と脳は内温性になっている。

◆キャナリー・ロウ(缶詰通り)でのマグロ研究

 最近になって再会するまでに、ブロック氏はマッカーサー財団の「天才賞」を受賞し、スタンフォード大学の 教授職を得、クロマグロの生態に関してはトップレベルの研究者として有名になっていた。ブロック氏の研究室 は、カリフォルニア州モントレーのキャナリー・ロウ沿い、ホプキンス海洋研究所にある。私はそこへ立ち寄 り、最大のマグロであるクロマグロについて彼女に話を聞いた。

「鳥や哺乳類が体温を維持しているのには、どんな良いことがあると思いますか? それは、体温を保つこと で、いつでも好きなときに動けることです。私たち人間と同じで、周りの温度に制限されないのです。また体内 を温めることで、代謝機能も向上します。温度が高ければ、筋肉の働きも効率が良くなります。それは鳥であっ ても哺乳類であっても、そしてマグロであっても同じことです。とはいえ、全てのマグロがクロマグロほど温かいわけではありません。
クロマグロはマグロ科魚類の中で最も体温が高いのです」。

>>2に続く

ソース:ナショナルジオグラフィック
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140306001


Photograph by Brian Skerry, National Geographic



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