~~引用ここから~~
1: 2014/07/04(金) 21:41:04.55 ID:???.net
1: 2014/07/04(金) 21:41:04.55 ID:???.net
グリーゼ581の系外惑星は幻だった
Michael D. Lemonick, July 4, 2014
サイズも温度も地球そっくりで、生命存在の可能性が期待されていた太陽系外惑星グリーゼ581g。2010年の発見当時は大きな話題になった。しかし、今週発表された論文によると、その期待は的外れだったようだ。
恒星グリーゼ581のフィルター処理写真。中央付近の黒点の影響を、恒星を周回する惑星の証拠と読み間違えた可能性があるという。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/robertson1hr_81452_990x742_600x450.jpg
「グリーゼ581gは存在しない」と、研究責任者でペンシルベニア州ステートカレッジにあるペンシルバニア州立大学のポール・ロバートソン(Paul Robertson)氏は断言する。
さらに、2009年に発表された同じ惑星系のグリーゼ581dは“異星人探し”の候補として有力だったが、実は生命存在にあまり適していないという。
◆当初の発見
両惑星が存在するという証拠は、主星の恒星グリーゼ581の観測結果がベースになっている。薄暗い赤色矮星で、質量は太陽の3分の1程度、太陽系から約22光年の距離にある。
ほとんどの系外惑星は主星に近すぎて光学観測は不可能なため、間接的な手掛かりが確認手段となる。グリーゼ581gの場合、視線速度法(ドップラー法)が採用された。周回する惑星の重力によって、恒星が規則的なパターンで地球から見て前後に揺らぐ現象を探す方法だ。
ワシントンD.C.にあるカーネギー研究所のポール・バトラー(Paul Butler)氏と、カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)のスティーブン・フォクト(Steven Vogt)氏がグリーゼ581gの発見を発表した当時も、観測したと考えていたのはその揺らぎだった。
発見した“惑星”の公転周期(37日間)をもとに、主星からの距離が計算されている。
「表面に液体の水を保持するのに、ちょうどよい距離だ」とバトラー氏は語っていた。
また、重力の強さから、質量は地球の約3倍と推定された。
◆湧き上がる疑問
しかし、当時でさえグリーゼ581gの存在を専門家は疑問視していた。ドップラー効果は光のスペクトル変化に現れるが、あまりにも小さかったため、前後にふらつくパターンを見つけるために統計解析を行う必要があった。
系外惑星の専門家でフロリダ大学(現ペンシルバニア州立大学)のエリック・フォード(Eric Ford)氏をはじめとする批判的な立場の天文学者は、バトラー氏とフォクト氏の分析には説得力がなく、パターンが存在するかどうかも疑わしいと主張。
しかし、ロバートソン氏のチームは、当時の解析結果は間違いないと反論。「実際の物理的なシグナルがあった。しかし、恒星自体に由来するパターンで、惑星dやgの重力の影響ではない」。
続きはソースで
ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(July 4, 2014)
グリーゼ581の系外惑星は幻だった
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140704005
原論文:Science
Paul Robertson, Suvrath Mahadevan, Michael Endl, Arpita Roy.
Stellar activity masquerading as planets in the habitable zone of the M dwarf Gliese 581.
http://www.sciencemag.org/content/early/2014/07/02/science.1253253
プレスリリース:Pennsylvania State University(03 July 2014)
Controversial Clues of Two 'Goldilocks Planets' That Might Support Life are Proven False
http://science.psu.edu/news-and-events/2014-news/Mahadevan6-2014
~~引用ここまで~~Michael D. Lemonick, July 4, 2014
サイズも温度も地球そっくりで、生命存在の可能性が期待されていた太陽系外惑星グリーゼ581g。2010年の発見当時は大きな話題になった。しかし、今週発表された論文によると、その期待は的外れだったようだ。
恒星グリーゼ581のフィルター処理写真。中央付近の黒点の影響を、恒星を周回する惑星の証拠と読み間違えた可能性があるという。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/robertson1hr_81452_990x742_600x450.jpg
「グリーゼ581gは存在しない」と、研究責任者でペンシルベニア州ステートカレッジにあるペンシルバニア州立大学のポール・ロバートソン(Paul Robertson)氏は断言する。
さらに、2009年に発表された同じ惑星系のグリーゼ581dは“異星人探し”の候補として有力だったが、実は生命存在にあまり適していないという。
◆当初の発見
両惑星が存在するという証拠は、主星の恒星グリーゼ581の観測結果がベースになっている。薄暗い赤色矮星で、質量は太陽の3分の1程度、太陽系から約22光年の距離にある。
ほとんどの系外惑星は主星に近すぎて光学観測は不可能なため、間接的な手掛かりが確認手段となる。グリーゼ581gの場合、視線速度法(ドップラー法)が採用された。周回する惑星の重力によって、恒星が規則的なパターンで地球から見て前後に揺らぐ現象を探す方法だ。
ワシントンD.C.にあるカーネギー研究所のポール・バトラー(Paul Butler)氏と、カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)のスティーブン・フォクト(Steven Vogt)氏がグリーゼ581gの発見を発表した当時も、観測したと考えていたのはその揺らぎだった。
発見した“惑星”の公転周期(37日間)をもとに、主星からの距離が計算されている。
「表面に液体の水を保持するのに、ちょうどよい距離だ」とバトラー氏は語っていた。
また、重力の強さから、質量は地球の約3倍と推定された。
◆湧き上がる疑問
しかし、当時でさえグリーゼ581gの存在を専門家は疑問視していた。ドップラー効果は光のスペクトル変化に現れるが、あまりにも小さかったため、前後にふらつくパターンを見つけるために統計解析を行う必要があった。
系外惑星の専門家でフロリダ大学(現ペンシルバニア州立大学)のエリック・フォード(Eric Ford)氏をはじめとする批判的な立場の天文学者は、バトラー氏とフォクト氏の分析には説得力がなく、パターンが存在するかどうかも疑わしいと主張。
しかし、ロバートソン氏のチームは、当時の解析結果は間違いないと反論。「実際の物理的なシグナルがあった。しかし、恒星自体に由来するパターンで、惑星dやgの重力の影響ではない」。
続きはソースで
ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(July 4, 2014)
グリーゼ581の系外惑星は幻だった
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140704005
原論文:Science
Paul Robertson, Suvrath Mahadevan, Michael Endl, Arpita Roy.
Stellar activity masquerading as planets in the habitable zone of the M dwarf Gliese 581.
http://www.sciencemag.org/content/early/2014/07/02/science.1253253
プレスリリース:Pennsylvania State University(03 July 2014)
Controversial Clues of Two 'Goldilocks Planets' That Might Support Life are Proven False
http://science.psu.edu/news-and-events/2014-news/Mahadevan6-2014
引用元: ・【天体物理学】生命存在が期待された2つの系外「惑星」、実は存在せず
【悲報】生命の存在が期待された惑星は幻だった・・・の続きを読む