1: 伊勢うどんφ ★ 2014/01/08(水) 12:43:40.15 ID:???
人間の毛髪に巻き付けることができるほど非常に柔軟性の高い電子チップの製造方法を開発したとするスイスの科学者らによる研究論文が、7日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された。
このチップの製造過程では、まず二重に重ねたポリビニル層を硬いシリコン基板に付着させ、その上に電子回路を構築する。
次に、この基板を水を張ったシャーレに入れると、2枚のポリビニル層が水に溶け、基板が離れてシャーレの底に沈む。
最後に残るのは、厚さわずか1マイクロメートル(1000分の1ミリ)の「パリレン」と呼ばれる軽くて透明な非水溶性ポリマー薄膜に埋め込まれた電子回路だ。
スイス連邦工科大学(Swiss Federal Institute of Technology)のジョバンニ・サルバトーレ(Giovanni Salvatore)氏率いる研究チームが発表した論文によると、この電子回路は、太さ約50マイクロメートルの髪の毛に巻き付けても機能が失われないという。
この耐屈曲性が極めて高い電子チップは、医学分野で活用される可能性があり、すでに人工眼球でのテストが実験室で進められている。
研究チームによると、眼球内の圧力(眼圧)が異常に高くなることで発症する緑内障の兆候を監視するために、このチップをコンタクトレンズに取り付けたという。
この他、折り曲げられる太陽電池からウェアラブル(身体装着式)バイオセンサーまで、このチップには数多くの用途が見込まれると研究チームは説明している。
論文によると、この電子チップは「人間の皮膚や植物の葉などの生体組織を含む、どのような物体や表面の上にも配置させることが可能」だという。(c)AFP
2014年01月08日 11:29 AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3006140
NATURE COMMUNICATIONS
Wafer-scale design of lightweight and transparent electronics that wraps around hairs
http://www.nature.com/ncomms/2014/140107/ncomms3982/full/ncomms3982.html
このチップの製造過程では、まず二重に重ねたポリビニル層を硬いシリコン基板に付着させ、その上に電子回路を構築する。
次に、この基板を水を張ったシャーレに入れると、2枚のポリビニル層が水に溶け、基板が離れてシャーレの底に沈む。
最後に残るのは、厚さわずか1マイクロメートル(1000分の1ミリ)の「パリレン」と呼ばれる軽くて透明な非水溶性ポリマー薄膜に埋め込まれた電子回路だ。
スイス連邦工科大学(Swiss Federal Institute of Technology)のジョバンニ・サルバトーレ(Giovanni Salvatore)氏率いる研究チームが発表した論文によると、この電子回路は、太さ約50マイクロメートルの髪の毛に巻き付けても機能が失われないという。
この耐屈曲性が極めて高い電子チップは、医学分野で活用される可能性があり、すでに人工眼球でのテストが実験室で進められている。
研究チームによると、眼球内の圧力(眼圧)が異常に高くなることで発症する緑内障の兆候を監視するために、このチップをコンタクトレンズに取り付けたという。
この他、折り曲げられる太陽電池からウェアラブル(身体装着式)バイオセンサーまで、このチップには数多くの用途が見込まれると研究チームは説明している。
論文によると、この電子チップは「人間の皮膚や植物の葉などの生体組織を含む、どのような物体や表面の上にも配置させることが可能」だという。(c)AFP
2014年01月08日 11:29 AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3006140
NATURE COMMUNICATIONS
Wafer-scale design of lightweight and transparent electronics that wraps around hairs
http://www.nature.com/ncomms/2014/140107/ncomms3982/full/ncomms3982.html
「髪の毛にも巻ける」柔軟性の高い電子チップ、スイスで開発の続きを読む