~~引用ここから~~
1: 2014/07/12(土) 00:50:51.56 ID:???0.net
1: 2014/07/12(土) 00:50:51.56 ID:???0.net
巨大クジラ、漁業資源の増殖に貢献?
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140711002&expand
Brian Clark Howard, National Geographic News July 11, 2014
海の生態系において、巨大クジラがこれまで科学者や漁業関係者が思っていた以上の役割を果たしていることが、新たな論文により明らかになった。
健全な海の生態系を維持する上で、大型のクジラが果たしている役割が、これまで科学者や漁業関係者が考えていた以上に大きいことを示す、新たな研究結果が発表された。網にかかった魚を食べてしまうとして、漁業従事者からは目の敵にされることもあるクジラだが、この研究ではこれは誤解だとしている。
シロナガスクジラやマッコウクジラ、セミクジラ、コククジラなど、大型のクジラの個体数回復が、世界中で海洋環境の健全化と漁業資源の増加につながっている可能性があることが、新たな研究により明らかになった。
今回の研究論文の主執筆者で、バーリントンにあるバーモント大学所属の生物学者ジョー・ローマン(Joe Roman)氏は、これまで大型クジラの果たす役割が過小評価されていた理由について、「海洋学の研究が始まった当時、人間の乱獲により大型のクジラは生態系からほぼ消え去っていた」点を指摘する。
大型のクジラは1970年代まで、大規模な捕鯨の対象となっていた。当時は、海洋に生息する大型クジラの66~90%が捕鯨により失われていたと推定される。
しかしそれ以降、大型クジラは徐々に復活を遂げている。現在、マッコウクジラの個体数は100万頭、コククジラは数万頭に達している。
しかし、地球上で生息が確認されているものとしては史上最大の生物であるシロナガスクジラについては、個体数回復のペースは遅い。実際、現在の個体数は、南半球におけるもともとの生息数の約1%にとどまっている。こうしたシロナガスクジラの不在により生態系が変化し、同じ海域に住む他のすべて生物も生き延びるのが難しくなっていると考えられると、ローマン氏は指摘する。
同氏によれば、近年、クジラの個体数増加と技術の進歩が相まって、クジラ類の果たす役割の重要性に関しても、理解が深まっているという。技術の進歩は、特に海洋を回遊する動物に発信器を付け、その生態を追う技術において顕著だ。
◆ポンプやコンベヤーベルトの役割を果たすクジラ
これまでの研究では、クジラは多くの場合、深海まで潜ってエサを採り、呼吸のために海面に戻ってくるが、これにより海水が縦方向にかき混ぜられることがわかっている。こうして海洋の異なる層をまたがって栄養成分や微生物が広がり、クジラ以外の生物にとっても格好のエサ場が形成される。さらに、ク
ジラの尿や排泄物に含まれている物質、特に鉄分や窒素は、プランクトンの増殖に貢献する養分となる。
多くの大型クジラは繁殖のために長距離を移動するが、この際に上記のようなさまざまな栄養成分を運んでくる。また、遠く離れた繁殖海域にもたらす養分は、栄養分に乏しいことが多いこうした海域では貴重な資源となる。さらにローマン氏によれば、クジラの胎盤も、他の生物にとっては食料源として活用できるという。同氏はクジラの回遊を、海洋の隅々に栄養成分をもたらす「コンベヤーベルト」に例えている。
続きはソースで
原論文:Whales as marine ecosystem engineers
http://www.esajournals.org/doi/abs/10.1890/130220
~~引用ここまで~~http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140711002&expand
Brian Clark Howard, National Geographic News July 11, 2014
海の生態系において、巨大クジラがこれまで科学者や漁業関係者が思っていた以上の役割を果たしていることが、新たな論文により明らかになった。
健全な海の生態系を維持する上で、大型のクジラが果たしている役割が、これまで科学者や漁業関係者が考えていた以上に大きいことを示す、新たな研究結果が発表された。網にかかった魚を食べてしまうとして、漁業従事者からは目の敵にされることもあるクジラだが、この研究ではこれは誤解だとしている。
シロナガスクジラやマッコウクジラ、セミクジラ、コククジラなど、大型のクジラの個体数回復が、世界中で海洋環境の健全化と漁業資源の増加につながっている可能性があることが、新たな研究により明らかになった。
今回の研究論文の主執筆者で、バーリントンにあるバーモント大学所属の生物学者ジョー・ローマン(Joe Roman)氏は、これまで大型クジラの果たす役割が過小評価されていた理由について、「海洋学の研究が始まった当時、人間の乱獲により大型のクジラは生態系からほぼ消え去っていた」点を指摘する。
大型のクジラは1970年代まで、大規模な捕鯨の対象となっていた。当時は、海洋に生息する大型クジラの66~90%が捕鯨により失われていたと推定される。
しかしそれ以降、大型クジラは徐々に復活を遂げている。現在、マッコウクジラの個体数は100万頭、コククジラは数万頭に達している。
しかし、地球上で生息が確認されているものとしては史上最大の生物であるシロナガスクジラについては、個体数回復のペースは遅い。実際、現在の個体数は、南半球におけるもともとの生息数の約1%にとどまっている。こうしたシロナガスクジラの不在により生態系が変化し、同じ海域に住む他のすべて生物も生き延びるのが難しくなっていると考えられると、ローマン氏は指摘する。
同氏によれば、近年、クジラの個体数増加と技術の進歩が相まって、クジラ類の果たす役割の重要性に関しても、理解が深まっているという。技術の進歩は、特に海洋を回遊する動物に発信器を付け、その生態を追う技術において顕著だ。
◆ポンプやコンベヤーベルトの役割を果たすクジラ
これまでの研究では、クジラは多くの場合、深海まで潜ってエサを採り、呼吸のために海面に戻ってくるが、これにより海水が縦方向にかき混ぜられることがわかっている。こうして海洋の異なる層をまたがって栄養成分や微生物が広がり、クジラ以外の生物にとっても格好のエサ場が形成される。さらに、ク
ジラの尿や排泄物に含まれている物質、特に鉄分や窒素は、プランクトンの増殖に貢献する養分となる。
多くの大型クジラは繁殖のために長距離を移動するが、この際に上記のようなさまざまな栄養成分を運んでくる。また、遠く離れた繁殖海域にもたらす養分は、栄養分に乏しいことが多いこうした海域では貴重な資源となる。さらにローマン氏によれば、クジラの胎盤も、他の生物にとっては食料源として活用できるという。同氏はクジラの回遊を、海洋の隅々に栄養成分をもたらす「コンベヤーベルト」に例えている。
続きはソースで
原論文:Whales as marine ecosystem engineers
http://www.esajournals.org/doi/abs/10.1890/130220
引用元: ・【科学】巨大クジラ、漁業資源の増殖に貢献? 「海のゴキブリ」論に反し鯨が存在する方が個体数が多く [7/11]
巨大なクジラは海洋資源の増加に貢献していた!?の続きを読む