~~引用ここから~~
1: Cancer ★@\(^o^)/ 2014/06/16(月) 20:39:18.16 ID:???.net
1: Cancer ★@\(^o^)/ 2014/06/16(月) 20:39:18.16 ID:???.net
ヒトと類人猿の分岐は1300万年前?
Dan Vergano, June 16, 2014
チンパンジーの遺伝子突然変異に関する初の研究によれば、人類が類人猿に似た祖先から遺伝的分化を始めたのは、初期人類と類人猿の共通祖先が存在したと長年考えられてきた年代よりはるか昔、約1300万年前だったという。
ケニアの自然保護区でじゃれ合う男の子とチンパンジー。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/chimp-human-ancestry_80647_990x742_600x450.jpg
「Science」誌に6月13日付で掲載された今回の研究は、人類の起源に遺伝という観点から新たな光を当てるとともに、進化と遺伝子突然変異の関係に言及している。
この研究をはじめとする近年の知見は、初期人類と類人猿の最後の共通祖先が約700万年前に存在したとする、化石記録に基づく見方と矛盾しているようにも思われる。
しかし、今回の研究には参加していないウィスコンシン大学マディソン校の古人類学者ジョン・ホークス(John Hawks)氏は、どちらも正しい可能性があると話す。類人猿に似た共通祖先が、700~1000万年前、つまりチンパンジーとヒトの遺伝的分化が起きてからずっと後まで生き延びていた可能性があるためという。
「現代とは違い、古代の突然変異率には大きなばらつきがあった可能性もある」と話すのは、オックスフォード大学にある人類遺伝学ウェルカムトラストセンターのギル・マクベイン(Gil McVean)氏。同氏は、今回の論文の筆頭著者を務めた。
◆チンパンジーの突然変異率
チンパンジーは、複数の異性と交尾をする。マクベイン氏らの分析によると、この生殖パターンがオスのチンパンジーの遺伝子突然変異率を押し上げているという。
DNAがヒトと約99%一致するチンパンジーは、現存する種の中で最も人類に近い。ヒト遺伝子の変化や突然変異の確率については、ここ5年間で大規模な研究が行われ、疾患リスクが高齢の父親から子どもに伝わる危険性も指摘されている。しかし、チンパンジーの突然変異率についてはわかっていなかった。
「これは最も根本的な疑問の一つだ」とマクベイン氏。「後世に受け継がれる突然変異は遺伝性疾患の一因であるばかりか、人類の進化の歴史を紐解くヒントにもなる」。
(つづきはソースを見てください)
ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(June 16, 2014)
ヒトと類人猿の分岐は1300万年前?
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140616002
原論文:Science
Oliver Venn, Isaac Turner, Iain Mathieson, Natasja de Groot, Ronald Bontrop, Gil McVean.
Strong male bias drives germline mutation in chimpanzees.
http://www.sciencemag.org/content/344/6189/1272
プレスリリース:Wellcome Trust/EurekAlert!(12-Jun-2014)
Father's age influences rate of evolution
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-06/wt-fai061114.php
~~引用ここまで~~Dan Vergano, June 16, 2014
チンパンジーの遺伝子突然変異に関する初の研究によれば、人類が類人猿に似た祖先から遺伝的分化を始めたのは、初期人類と類人猿の共通祖先が存在したと長年考えられてきた年代よりはるか昔、約1300万年前だったという。
ケニアの自然保護区でじゃれ合う男の子とチンパンジー。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/chimp-human-ancestry_80647_990x742_600x450.jpg
「Science」誌に6月13日付で掲載された今回の研究は、人類の起源に遺伝という観点から新たな光を当てるとともに、進化と遺伝子突然変異の関係に言及している。
この研究をはじめとする近年の知見は、初期人類と類人猿の最後の共通祖先が約700万年前に存在したとする、化石記録に基づく見方と矛盾しているようにも思われる。
しかし、今回の研究には参加していないウィスコンシン大学マディソン校の古人類学者ジョン・ホークス(John Hawks)氏は、どちらも正しい可能性があると話す。類人猿に似た共通祖先が、700~1000万年前、つまりチンパンジーとヒトの遺伝的分化が起きてからずっと後まで生き延びていた可能性があるためという。
「現代とは違い、古代の突然変異率には大きなばらつきがあった可能性もある」と話すのは、オックスフォード大学にある人類遺伝学ウェルカムトラストセンターのギル・マクベイン(Gil McVean)氏。同氏は、今回の論文の筆頭著者を務めた。
◆チンパンジーの突然変異率
チンパンジーは、複数の異性と交尾をする。マクベイン氏らの分析によると、この生殖パターンがオスのチンパンジーの遺伝子突然変異率を押し上げているという。
DNAがヒトと約99%一致するチンパンジーは、現存する種の中で最も人類に近い。ヒト遺伝子の変化や突然変異の確率については、ここ5年間で大規模な研究が行われ、疾患リスクが高齢の父親から子どもに伝わる危険性も指摘されている。しかし、チンパンジーの突然変異率についてはわかっていなかった。
「これは最も根本的な疑問の一つだ」とマクベイン氏。「後世に受け継がれる突然変異は遺伝性疾患の一因であるばかりか、人類の進化の歴史を紐解くヒントにもなる」。
(つづきはソースを見てください)
ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(June 16, 2014)
ヒトと類人猿の分岐は1300万年前?
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140616002
原論文:Science
Oliver Venn, Isaac Turner, Iain Mathieson, Natasja de Groot, Ronald Bontrop, Gil McVean.
Strong male bias drives germline mutation in chimpanzees.
http://www.sciencemag.org/content/344/6189/1272
プレスリリース:Wellcome Trust/EurekAlert!(12-Jun-2014)
Father's age influences rate of evolution
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-06/wt-fai061114.php
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